推薦のことば

健康カリキュラム 歯の健康の日

「歯を大切に」

「健康の日」歯のカリキュラム担当 
丸森歯科医院 院長 丸森 英史

3歳から6歳は大人への基礎作りです。6歳までのこの時期は、自分の体に次第に興味を持ち始める時期です。大切なこの時期、歯を大事にすることは体を大事にする気持ちを育てる良い機会になります。

歯の健康は歯磨きで維持できます。つまり自分の手で、具体的な手応えを感じながら健康をつかめるのです。歯についた歯垢を歯ブラシで取り除くのが虫歯予防の基本です。さらに歯肉炎や、大人になってからの歯周病の予防にもつながります。歯ブラシで歯をきれいに磨くためには、繰り返しの練習が必要です。その歯垢を染め出し、赤く染まった歯の汚れが落ちていく体験は、子供たちにとって分かりやすい健康への基礎作りになるのです。

歯の汚れの付き具合は、食生活と密接に関係します。甘い物と上手に付き合い、三度の食事を大事にすることも歯の健康を保つポイントです。健康で豊かな人生を送るために、「食」と「歯」を通して健康へのメッセージをめぐみ幼児園の子供たちに伝える取り組みを続けて30年以上になります。それがご家庭に届くように、さらに広がるように願って、毎月一度の健康のカリキュラムを大事にしています。

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「先生の情熱が一番」

「健康の日」食のカリキュラム担当 
管理栄養士 鈴木和子

陽あたりのよい園庭、開放感のある保育室も魅力ですが、私がめぐみ幼児園が素晴らしいと思うのは設備よりも何よりも先生方です。心からこの仕事が大好きで、1人1人のお子さんをていねいによく見ておられます。

3歳から5歳の幼稚園時代の食育で一番大切にしていることは、いろいろな味のおいしさを教えてあげることです。食の幅を広げてあげて、将来豊かな食生活が営める基礎作りをします。

7月には「夏野菜をパクパク食べよう」でトマトやきゅうりを食べますが、みんなと同じように食べてみたいと思っていてもできない子がいます。先生は「ほんのちょっぴり食べてみない」とやさしく声をかけます。無理はしません。食べられたときは「よかったね。今日はトマト記念日だね。」などと、子どもにエールを送っていらっしゃいます。先生が我がことのように本心で喜んでくださるのです。子どものがんばる原動力です。

園長先生手づくりの野菜を子どもに食べさせてくださったり、私の関わる食の分野だけでも先生方の情熱を感じます。「教育とは手のかかるものです。」を実行されている先生方に今度は私からエールを送ります。

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